2024年06月29日

【新曲】Boilermaker

曲を作る時は2パターンあるんですよ。

「よし、曲作るか」で楽器を持ったりするパターンと、
「あっ!!やべぇ!!今楽器無いのに!!」と、場所もタイミングも選ばず降って来るパターン。

そして今回は後者です、
新譜より先に出しちゃいます!

今回はフォークメタルですが…
ブルーグラスやカントリーのバンジョーを取り入れた弾きまくりのソロ回し!
アメリカンフォークメタルです!!







BOOTH



例によって曲に関しての諸々は追記にぶちこみますのでそちらをどうぞ。



まず曲名ですが、「ボイラーメーカー」というカクテルから取りました。
このカクテル、「ビールにショットグラスのバーボンを落とす」というカクテルで、
当たり前ですがしっかり酔っぱらう奴なんですよ。
一応「ビールをチェイサーにウイスキーを飲む」というのもコレに含まれるみたいで、
そっちはたまにやります。
で、イントロのバンジョーのフレーズを思いついた時に、
「早く仕事終わらせて帰りたい!早く曲作りしたい!」と、
2話で「オナカスイタ!」と家に急ぐもちづきさんみたいになりまして、
そこからしばらく落ち着けなかったんです、自分のアイディアにぶちあがっちゃって。
なので、そこから「一発でキマる」というところをひっかけて名前を取りました。

そもそもなんでこんなアイディアが出るに至ったか、ですよね。
元々小さい頃からディズニーランドに通い詰めてるんですが、
ウェスタンランドのあの雰囲気とかBGMとか、
カントリーベアシアターとか大好きだったんですよ。

あと、Fraser Edwardsっていうギタリストのソロ作品に、
ブルーグラスやらなんやらのアメリカの伝統音楽要素を入れた曲があったり、
ブルーグラスにスラッシュメタルのノリをミックスしたThe Native Howlなんてバンドがあったり、
つい最近だとブルーグラスをメタルのトラックに乗せた曲だけでやってるAppalachian Anarchyなんてのがあったり、
そういう流れでブルーグラスのインストの音源を探したりもしてました。
特にAppalachian Anarchyは「AIじゃね?」という疑いの声に対して、
「おれだぜ(生身の人間が弾いてる映像)」というアンサーを出してたり、
本当に「アナーキー」なのでオススメです。
初期の音源ほどミックス・マスタリングに難アリですけど、
是非サポートの意味合いで音源買って頂きたいところ。

そういうところでバンジョーのパコパコした独特の音を聞いてたわけですが、
とにかくたまに聞きたくなるんですよ、Foggy Mountain Breakdownのあの速弾きとか。
カントリー方面のエレキとか、ブルーグラスのバンジョーとか、
あっちの方のジャンルも速弾きえげつないですよね。
で、バンジョーに興味があったりもしたわけですけど、
買うより早く曲のアイディアが降ってきたんですね。

音源はYojoなるブランドのフリー音源がありまして、
どうもそれが、良いのは良いんだけどハマらなくて…
最終的にTTS-1のバンジョーをメインとして、
「らしさ」をプラスする為にYojoをプラスしました。
なのでトラックはバンジョーだけで2トラックあります。

作曲に当たって「メロディ作れないかもだからソロ回しをしよう」と思い、
前住んでた家の頃にワインボトルから作ったスライドバーを久々に使いました。
動画で使ってる奴がそれです。
ただ、スライドギターは特に勉強したわけでもないので、
勉強したい気持ちはありつつ、どうすっかな、って感じです。

いつも通りにもう一本のギターソロは弾いてますが、
自分が「テクより歌心」と言ってスウィープとか難しいタッピングとかやってないので、
結果的にこういうジャンルやサーフロックのソロにはぴったりになるんですよね。
ただ、適当に弾き過ぎない様にすることと生々しさを出すこと、
このラインをどこに引くのかはいつも迷ってます。

スライド、ギターソロ、バンジョーソロと来てソロバトルに入りますが、
ベースはピックでもあまり難しいことはやろうとせず、
バンジョーとのメリハリみたいなとこを意識しました。
逆にギターはある程度指が動くし弾けるので、
バンジョーとの絡みを意識しました。
だからバンジョーとギターで同じフレーズを2つ使ってます。


色々書きましたが今回の曲は自信があるので、
BandcampとBOOTHにもYouTube動画と同じタイミングで出しました。
買ってもらえたら新しい弦とか5弦ベースとかピックとか、
活動に積極的に投資していきますのでよろしくお願いします。

posted by 茶豆 at 17:05| Music(オリジナル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする