レッツゴー!東方 | K's Guitar Shop @ BOOTH
サークル立ち上げ初期以来、数年ぶりの東方アレンジ作品!
今度のジャンルはサーフロック!?
クリーン・クランチは静か?綺麗?涼しげ?それだけではない!!
跳ねるリバーブ!弦を切り刻むコードストローク!うねるアーミング!
ギターインスト系サークルとしての原点にしてギタリストとしての原点に挑む、
夏を先取りした渾身のミニアルバム!
このビッグウェーブを逃すな!!
// Track List //
1 : さとりは事を仕損じる(東方地霊殿 少女さとり〜3rd eye〜)
2 : 妖怪の集う家(東方風神録 妖怪の山)
3 : もう潮騒しか聞こえない(東方永夜抄 もう歌しか聞こえない)
4 : 遠野常夏物語(東方妖々夢 ティアオイエツォン(withered lead)、遠野幻想物語)
5 : 波乗り恋娘(東宝紅魔郷 おてんば恋娘)
Illust : 平沢悠
XFD : https://mqube.net/play/20190425750207
Tr.5演奏動画 : https://www.youtube.com/watch?v=kVZGf9tDT0k
Tr.1 : さとりは事を仕損じる(東方地霊殿 少女さとり〜3rd eye〜)
初めて「ロックのアルバムを自分の意思で聞いた」というのは、
レンタルで聞いた「The Ventures / V-GOLD」です。多分廃盤ですかね。
再発系ではなく、再録系のベストアルバムです。昔の曲をその時のメンバーで弾いてる。
その1曲目が「Walk Don't Run(急がば回れ)」でして、
「急がば回れ」に似た意味なのが「急いては事を仕損じる」だ、と。
曲名は元ネタの邦題から来ています。
ミニアルバムのタイトルも寺内タケシさんの曲や作品の「レッツゴーxx」が元ネタです。
リバーブ控えめのコード弾きにアクセントでテケテケサウンドを入れて、
Walk Don't RunとWalk Don't Run '64の良いとこ取りを目指してみました。
アームを握って軽くアームダウンやビブラートを挟むのもベンチャーズ流でして、
故ボブ・ボーグルがジャズマス等のフローティングトレモロでやっていました。
構想を練り始めた時に一気に作ったお気に入りです。
Tr.2 : 妖怪の集う家(東方風神録 妖怪の山)
「朝日の当たる家(The House Of The Rising Sun)」が元ネタです。
この曲は以前艦これアレンジコンピレーションに1曲出した時にもオマージュ元として使いました。
ライブではジェリー・マギーが客席の通路を歩き回る曲でして、
すぐ後ろを歩いてくれたこともあります。中学生の頃の初めて観たライブですかね。
ベンチャーズはたまにオルガンも入りますが、この曲もそうです。
ライブではオルガンソロパートからギターソロになりますけどね。
そんなオルガンにもソロを入れさせて、そこと他との絡みを強調させて、
ただレコーディングで重ねる以外にバンドとしての一体感が出せたら良いな、と。
転調してからがエモーショナルでとても気に入ってます。
Tr.3 : もう潮騒しか聞こえない(東方永夜抄 もう歌しか聞こえない)
ベンチャーズと言えば「Diamond Head」か「Pipeline」ですね。
コピペで検索して頂ければどちらかは確実に聞いたことがあると思います。
その定番曲のうち「Diamond Head」で、サーフロックのステレオイメージを狙い撃ちした曲です。
イントロ、というより曲の入りですね、この入り方を思いついた時にこれしかないな、と。
リバーブのかけ方は若干こだわってまして、
「本家はアンプ内蔵のスプリングリバーブ」という点も考慮しています。
メインのサイドギターは余韻が響く様にしつつあまりぐちゃぐちゃにならない程度にして、
リードは派手すぎない程度でどの曲でも使って、
テケテケサウンド等の響かせる物は下品になるくらいにかけています。
アンプシミュとキャビシミュの間にスプリングリバーブのVST入れるというこだわりもあったり。
ベースも頑張ってますので是非聞いてください。
Tr.4 : 遠野常夏物語(東方妖々夢 ティアオイエツォン(withered lead)、遠野幻想物語)
ベンチャーズ(一部アニマルズ)でここまで3曲構成されていますが、
ここから2曲は同じ「Misilrou / Dick Dale」が元ネタです。
どちらの曲も6弦と1弦をシバいていればメロディが弾けるんですね。
曲の難易度としてはこちらの方が低く、更に言えばオマージュとして大分やっています。
これだけではちょっとつまらないかな、ということで、途中遠野幻想物語も入れました。
この部分はいつもメタル作る時みたいにエグくギターを重ねていますが、
ちょっと挟む程度じゃつまらないと思ったので尺との兼ね合いでそうしました。
クリーン・クランチでリードを弾くとこのハイポジのフレーズがキツイ…。
リバーブビチビチの伝統芸能とも言えるあのサウンドに思いを馳せて…。
Tr.5 : 波乗り恋娘(東宝紅魔郷 おてんば恋娘)
同じく「Misilrou / Dick Dale」が元ネタなのですが、
それは一度やってしまっているので別に考えないといけないな、と思ったわけです。
アレンジとしてフレーズや曲構成はこうなると決まっていたのですが、
REC直前にパート構成を決めまして、
リードギターはイントロからアウトロまで通して弾きました。
どうしてもここは酷いと思った箇所は修正の為に録り直しましたが、
このリバーブビチビチのリードギターはイントロからアウトロまで、
ライブでは弾きっ放しにしなければ再現出来ないようになっています。
ディック・デイルならこうするだろうと思いましたので。
Rest in peace, Dick Dale.