2017年10月12日

【K's Guitar Shop NEW ALBUM】特別企画 その4

前回に引き続き、新作についてお話しします

>Vol.4 機材

-ではここで、そんな音作りの一部とも言える使用機材についてお話をお願いします

「どのレベルから?」

-そんなジャニーズの農家兼業アイドルみたいな(苦笑)

「じゃあ機材接続順から話して、接続順に行きますか(笑)。
ギターからケーブルだけでオーディオインターフェースに入力、
そこからDAW上でイコライザ・TS系OD・ゲート部分のみ使用したコンプ・ヘッドシミュ・キャビシミュの順にVSTエフェクト並べてます」

-前回は足元にTS-9があったと聞いていますが?

「VSTでプリセット保存しておけば、ギターごとにだったり、
アクティブ・パッシブに合わせてセッティングを変えられますので。
実機の歪みはライブ用だけで良いかな、と。
何より後々弄れる様にDI直のデータを綺麗に残しておきたかったので」

-では順に行くということで、ギターからお願いします

「今回は…5本使いました。1本目は刻みとクリーンのレスポールカスタム。
グレコのO切れロゴで、シリアル無しだから詳細不明。
EMG81とEMG85が載ってるんですけど、
コレを見つけた時は『おれが欲しかった音はこのギターだ!』って、
とにかく買うしかなかったです。
次がリード用のESPオーダーメイド。
ポットベリーベースのハードテイルで、リアにダンカンカスタム、
フロントはジャンクで買ってきたセラミックのよくわかんない奴を。
ソロには2本で、自作したハードテイルのLPシェイプと、スターリンの廉価版AXIS、AX40を。
レスポールはリアがカスタム5、フロントがやっぱりジャンクでこっちはアルニコ系。
AX40は、ジャンクPUから取ったセラミックにリアPUの磁石を交換して、
アーミングアジャスターを弄ってつっかえ棒にした物で接地面増やしてます」

-こだわりがありすぎる説明でしたが…ここまで4本はどの様にチョイスを?

「グレコはリフを刻む音として欲しかった音だったので。
それ以外の単音弾きメインで使ったギターは、
ESPと自作LPとでリード・ソロを決めました。
リードはセラミックでちょっとカッチリした音、
ソロはアルニコ系でちょっとクセが出るくらいの方が特徴的で良いかな、と。
AXISはアーム用ですね」

-そして、残り1本は?

「専門学校時代に最初に作ったストラトタイプ。バネ5本でアーム使ってないです。
フロントPU使った以外はVSTで音色調整してます。
そのフロントはインギーがディマジオ使ってた頃のYJMです」

-このストラトはどの曲で?

「ナンバリングのラストになる13曲目だけ、です。左右のギターをストラトで弾きました」

-ストラトが弾きたいから作った曲、ということでも?

「あります(笑)。リードとイントロだけは自作LPですね、実力不足ということで(苦笑)」

-接続順でということでしたが、ベースについてもお聞かせ願えますか?

「こっちは、学生時代、2年目の1本目に作った奴です。
プレべシェイプでナット幅はジャズベ、PM配列だけど実際使ったのはリアのMMタイプのみで、
このPUもパラレル接続にしてあります。それ以外はパッシブでボリュームとトーンのみですね」

-パラレル接続にした意図は?

「シリーズ接続だとミドルがモコッと芯のある感じになるんですけど、それが逆に邪魔で」

-なるほど…ではここもこだわってらっしゃると思いますので、一応ケーブルについても

「ベルデンですが、9395です。選んだ理由は覚えてないくらい昔から使ってて、
自作ケーブルですね。ギター優先のチョイスだとは思うんで、
本当はベース用にも持ってた方が良いとは思いますが」

-ではあまり深く掘り下げない方向で…VSTの方に行きましょう

「まずパライコですね。400Hzと1kHzを良い感じのQで持ち上げたり削ったり。これはダレルの真似ですが、やはりDAW上でVSTを弄る方が楽ですので」

-そこからは実機でも十分ということでもあるのでしょうか?

「そうでも無いですね。次に来るのはTSE808、TSE Audioの808系ODのVSTですが、
これをグレコとそれ以外でプリセット使い分けてます。
パッシブとアクティブ、アンプの歪み方の違いですね、
ここんとこはCROW'SCLAWさんに感謝してます、本当に」

-ゲートに関しても同様でしょうか?

「そうですね、アンプ手前に入れてますが、パッシブとアクティブでちょうどいいところを探ってる感じです」

-続いて、皆さんが一番気になっているであろうアンプですね。ヘッドからお願いします

「Emissaryです」

-・・・申し訳ありません、初耳です

「そりゃそうですよ、イタリア辺りの実機とVST作ってるブランドかなんかのシミュですから。
ここでは他にもヘッド作ってて、NRR-1って奴をクリーン・クランチ用に使いました」

-決め手はなんでしょうか

「プレゼンスとレゾナンスがあって、真空管が選べて、更に4バンドEQだったんです。
ハイミッドとローミッドが調整出来る。この細かい調整が出来るとこは有難かったですね。
それに歪み方や音もすごく気持ちよかったので」

-その2種類だけでしょうか?

「一応リードで音色変えるのに、TSE AudioのTSX50っていう、5150系ヘッドも使いました。
これは数種類の5150系シミュを試した結果ですね」

-ではキャビシミュ、特にIR周りについてお願いします

「基本的に2個混ぜて使ってますね。クリーン用にひとつ、オレンジの2発だったかな?
それ以前は詳細不明なIRを見つけて使ってましたが、それ以外は全部、
CROW'SCLAW IR Packです。マーシャル1960BVのWGS V30、
中身で言うと、4とOAで、割合?だけでリードとバッキングを使い分けてます。
マイクはSM57っすね」

-ちなみにベースの方もアンプシミュを?

「や、ベースはTSEで作ってるBODっていうサンズアンプのシミュを。
2トラック混ぜてるんですが、共通してるのは、やっぱり足元に何も無いので、
とりあえず足元に置くコンプの代わりにRubyTubeって奴を入れて、
その次にゲート、そこからサンズアンプのシミュに行ってます。
ここから違いが出るんですが、BLENDツマミをドライとウェットにそれぞれ振り切ります。
ウェットに振り切った方は更にその後ろにTS-999という、
Emissaryと同じIgnite AmpsのTS系ODシミュを入れてます」

-やはり試行錯誤がありましたか?

「ですね。前はIgniteのベースアンプシミュに入れてアンペグかなんかのIR通してましたけど、
今の方がそれっぽい歪みと音になりますね。
TS-999もかなり細かく音作りが出来るので、助かりました」

-他に何かあればお聞きしたいところです

「後はDAW付属の物でフランジャー、コーラス、ディレイ・・・
あっ、レズリースピーカーシミュをモジュレーション系代わりに入れた曲がありますね。
これはクリーンに使いました。mdaかなんかだったかな?」

-大分長くなりましたので、一旦この辺りにさせてください

「ごめんなさいね、細かくて(苦笑)」

次回へ続く



posted by 茶豆 at 00:00| C93 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする